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□もし出会ってなかったら？
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もし俺と戒栖が出会ってなかったら、俺、今頃何してたんだろ？
授業真っ只中、俺たちは屋上で寝っ転がってる。
隣で気持ちよさそうに寝てる戒栖がものすごく可愛い。
いくら不良って言われて近寄られないからって無防備にも程がある。
……興奮してきた。
｢かいせーい、俺、くそ暇いんだけど。ゆきちゃん泣いちゃうわよ？｣
ゆっさゆっさ。
俺の理性があるうちに起きてくれ。
じゃないと僕はゆーを襲ってしまいそうなんだっ←
｢んー、……な、に？｣
目をごしごし擦りながら起き上がる戒栖。
目を擦ったら傷が付くんだぞ。
｢ああ、暇だったから。じゃなくてっ！俺思ったんだけど、俺たち出会ってなかったらどうなってたんだろって。｣
どういう意味だ？
そう目で訴える戒栖。
君、寝起きはほんとに頭が回らないわね。
｢……説明めんどいからもういいわ。｣
｢何だ、そりゃ？｣
戒栖はムッとしてそして、ふって笑って
お前がいない世界はつまんねー
って呟いたのが聞こえ
俺は嬉しくて勢いよく抱きついた。
￣￣￣￣￣￣￣￣
文才が欲しい。