CP/ブック

□散文
2ページ/3ページ

(リヴァイ+エレン/現パロ)

貴方の子供です

小説やらドラマやらで、チャイムが鳴ってドアを開けたら見知らぬ小さい子供がいてそんなことを言ってきて驚く、というのはまあよく知られているテンプレートな展開だ。それが現実にわが身に降りかかるなど夢にも思っていなかったが。
顔立ちは幼く、身体も細く出来上がっていないのでまだガキだということは判ったが、リヴァイの目の前にいる少年は、リヴァイより10cmは身長が高かった。どこのドラマに自分よりでかいやつが貴方の子供だと尋ねてきたことがあっただろうか。

「お前何歳だ」
「1、15です。4月から高校生になります」

15歳。逆算して、リヴァイが15、6のときの子供。まさしくやんちゃ真っ盛りだった頃。…心当たりがありすぎて昔の自分を蹴り上げたくなる。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ