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□散文
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『下戸』のおまけ的な


リヴァイを過失とは言え酔い潰してしまい、部屋まで送った翌日。
始業後、エレンはハンジにジロジロと眺められた。

「どこも怪我してたりしない?」

「へ?はい、してませんけど…」

「それは運がよかったねー」

「どういう意味ですか?」

「過去泥酔したリヴァイに関わった人の半数は怪我してるんだよ。
椅子から転げ落ちそうなところを支えたら技かけられて失神させられたり、襟元緩めてあげようとしたら手首掴まれて折られたり…前者は心臓付近と腹、後者は首筋。要するに人体の急所触られたら防衛本能が働くみたい」

「それ先に言ってくださいよっ!」

下手すりゃ運ぶだけでも大怪我していたかもしれない現実に、エレンの血の気は確実に引いた。
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