夢小説

□黒子と青峰の闘い
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帝光中学バスケ部

そこで、小さな闘いが始まっていた




「紬!今日、自主練してっから付き合ってくんねー?」

「あ、はい。いいですよ」




マネージャーの紬に練習でかいた汗を拭きながら言えば、嫌な顔1つせずにニコリと笑いを答える


しかし、それを聞いていた奴がいた





「青峰くん、紬に変な事する為に残るんじゃないですよね?」





テツだ

紬とテツは双子で、テツは兄として妹の紬を守るとか言って、俺と紬が付き合ってるのを心良く思っていない

テツが言うには、俺はエロ魔神だから紬の身が危ないからだとか


まぁ、否定はしねーよ
たまにイヤらしい目で紬を見るからな

つーか、俺ら健全な男子中学生なんだからそれくらいいいだろ!?




「テツまたお前、俺達の付き合いに首突っ込むのかよ」

「はい。青峰くんと紬を二人っきりにしたら、青峰くんは絶対にイヤらしい目で紬を見るので」

「ぐっ!?」





読まれてやがる!





「ぎゃははは!黒子っち大当たりッス!青峰っち、この前『紬とヤリてー』って言ってた、……ぶへぇっ!?」

「黄瀬ぇ!テメェは黙ってろ!!!」



俺は黄瀬の脇腹に鉄拳を食らわせて、強制的に黙らせる


ったく、油に水(正確には【火に油】)注ぐ様な事言いやがって!
馬鹿じゃねーのか!?




「お兄ちゃん。心配しすぎですよ。青峰くんはそんな目で私なんか見ないもの」

「紬っち、純粋!!青峰っちは薄汚れた目をしてるんスよ?」

「黙れ黄瀬!!」





キラキラとした大きな目で俺を見る紬は、完全に俺を信じてる


なんか、心が痛むんだが





「紬、すぐに青峰くんと別れてください。僕、青峰くんのお義兄さんになるなんてまっぴらごめんです」

「お義兄さんって…………。
お兄ちゃん、気が早すぎですよ」


紬の両肩に手を添えて、テツは自分より小さい紬に真面目な顔で言い聞かせる





「テツゥ!!余計な事言うなよ!紬が心変わりしたらどーすんだ!」

「あ、そしたら俺が
紬っちと付き合うッス!」

「鉄拳!!!」

「いってぇぇえ!!!青峰っちヒドイッス!」






やいやいと練習中に騒いでる俺達を、緑間、紫原、赤司の三人は遠くから見ていて

赤司が口を開く




「あいつら、明日トレーニング5倍だな」




と、ニンマリ笑っていた















【黒子と青峰の闘い】
















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