関西ジャニーズ

□桜道
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照「じゃーな!また明日!」





帰りのホームルームを終えて、速攻で教室を飛び出した俺は、階段を駆け降り校門を走りぬけた。





ちなみに俺…桐山照史は普通の公立高校に通う、高二の男子だ。




部活はバスケ部で、今日は数少ないオフの日。




そんなに強ないくせに練習だけは、いっちょまえに毎日のようにあるねん。うちの部(笑)




だから俺はオフの日は、全速力で家に帰りゴロゴロと過ごすことに決めている。





いつものように家への道を走っていると、通学路でもある川沿いの道へと出た。





普段なら特に何も気にせず通り過ぎるところやけど…今日は違った。




桜並木の下のベンチ。






誰も座ろうとしないような、そんなさびれた場所に…女の子が一人、座っていた。
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