胡桃割り人形

□1章
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突然だが私は医療班で働いている。というのも私はどうやらストレインみたいで私は治癒能力があるらしいがよくわからない。使い方もいまいちわかっていない。正直ストレインがなにかさえわかってない。


でも2週間前に起こった楠原さんが殉職したストレイン絡みの事件でいつのまにか気を失っていて、後日榎本先輩に聞いたら「胡桃ちゃん、楠原を助けようとして能力を使ってたましたよ。楠原は残念ながら助からなかったですけどね…」と悲しそうにおっしゃってた。だから私は人を助けることができるように能力を使う練習をしている。


青の力はいつでもだせる。宗像室長と世理ちゃん、そして伏見先輩にしっかり教わった。もちろん特務隊の皆さんにも。その青の力と自分のストレインの能力を合わせる。


「うっ…、はぁっ…っ!」


微かに見えた赤色と青色。でもすぐに消えてしまう。


「これを…合わせるんだっ!」


しゅるるとでる力と能力はばちばちいいながら絡み合う。絡み合い紫色になりだんだん藍色になる。


「うっ…、あっ…、んっ…!」


ようやくできた。藍色の球みたいなもの。これが思い通りに使えたらいろんな薬とかも作れるようになるのかな。ていうかなんか扉ガタガタ言ってる。え、ナニコレコワい。


「ちょっ、押すなよ!」
「は、日高先輩?」
「うぉぉぉおおおいっ!」


なんか特務隊の人いっぱいでてきた。え、なんで。


「あれ、胡桃ちゃん1人?」
「え?」
「どうみても誰かとヤっていむぐぐぐ」
「道明寺は黙れ!」


何を言っているのかわからない。


「なんで先輩たち入ってきたんです?しかもそんな特務隊勢ぞろいしちゃって」
「逆にきくけど胡桃ちゃんはなにしてたの?」
「え、私はストレインの能力を練習してました」
「あ…そ、うなんだ」
「五島さんなに考えてたんですか。そんなプルプル震えて」
「え、いや…、すごい甘い声でしたから…、」
「私が喘いだとでも?それを聞いてたってことですよね…。もしホントに私がしてたらどうするんですか!特務隊の皆さんそんなに変態だったんですか!見損ないましたよ!」
「待って胡桃ちゃん!」


その後2時間、特務隊の皆さんの言うことは一言もきかなかった。
まぁこちらが折れた原因は秋山先輩の「後でミスドおごろっかなとか思ってたのに」でした。
ミスド大好き。100円セール万歳。


2.ストレインと特務隊とミスド
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