BLACK BIRD
□前日。
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『ねぇねぇ黒ベエ!』
聖歌がやってきたのはモニタールーム。
黒部「ああ、聖歌さん、どうかなされましたか?」
『うん、中学生がやってくるんやなぁ。』
黒部「ああ、そのことですか。中学生50人を招待しました。それがなにか?」
聖歌「いや、高校生も負けてられないなぁーって思って。」
聖歌の目は燃えていた。
ドキドキするというより、闘争心の方が激しい目だった。
黒部「ただ・・・。」
『?』
――耐えられるでしょうかね。
確かに高校生向けのメニューをこなすとは考えられない。
『ちょっと中学生のデータを至ちゃんに頼んで調べてもらってくるわぁ』
彼女はまたふらりと斎藤に会いに行った。