BLACK BIRD

□前日。
2ページ/3ページ

『ねぇねぇ黒ベエ!』

聖歌がやってきたのはモニタールーム。

黒部「ああ、聖歌さん、どうかなされましたか?」

『うん、中学生がやってくるんやなぁ。』

黒部「ああ、そのことですか。中学生50人を招待しました。それがなにか?」

聖歌「いや、高校生も負けてられないなぁーって思って。」

聖歌の目は燃えていた。

ドキドキするというより、闘争心の方が激しい目だった。

黒部「ただ・・・。」

『?』

――耐えられるでしょうかね。

確かに高校生向けのメニューをこなすとは考えられない。

『ちょっと中学生のデータを至ちゃんに頼んで調べてもらってくるわぁ』

彼女はまたふらりと斎藤に会いに行った。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ