#09 オペラ「愛の妙薬」第1幕 第2場より第9曲
“つまり、その・・・愛を起こさせる妙薬を・・・”/G.Donizetti
L'Elisir d'Amore NO.9 "VOGLIO DIRE... IO STUPENDO ELISIR"
-Classic-
登場人物
ネモリーノ(テノール):うめ
ドゥルカマーラ(バス):Terra
Piano:らんぱち Cello:くろうさ
G.ドニゼッティ
舞台はスペイン・バスク地方の農村。
若い農夫ネモリーノは地主の娘アディーナに片思い中の、
内気で純粋な青年である。
勇気を振り絞って彼女に告白したものの、全然相手にされなかった。
そんな傷心のネモリーノの前に現れたのは、薬売りのドゥルカマーラ。
あらゆる薬を売っているという彼に
「愛の妙薬」を求めたところ、気前よく譲ってくれた。
実はこの男はただの詐欺師で、
安物のワインを妙薬として売りつけられただけなのだが、
そんなこととは露知らずネモリーノは大喜び。
「愛の妙薬」の効果は翌日に出る、とドゥルカマーラは助言し去っていく。
つまり詐欺がバレる前にこの村から逃げてしまうというわけだ。
策略があることに全く気付かないネモリーノは
「愛の妙薬=ワイン」を飲んで良い気分になるのであった。
(Terra)