「愛の妙薬」対訳
Nemorino(うめ):つまり、その・・・愛を起こさせる妙薬を・・・。
Dulcamara(Terra):ああなるほど、わかりました。私はそれの蒸留製造をしていましてね。
ネモリーノ:ほんとうですか!
ドゥルカマーラ:近頃は消費が増えましてね。
ネモリーノ:なんて幸運!売っていらっしゃると?
ドゥルカマーラ:毎日ね、世界中にむけて。
ネモリーノ:おいくらでしょう。
ドゥルカマーラ:それはもう、たった・・・
その・・・場合によって・・・。
ネモリーノ:1ゼッキーノ、これしかないんです・・・。
ドゥルカマーラ:まさに!丁度その金額です!
ネモリーノ:ああドクター!売ってください!
ドゥルカマーラ:ほら、魔法のリキュールですよ。
ネモリーノ:感謝します!僕は幸せ者だ!
このような妙薬を作ってくれる方に祝福あれ!
ドゥルカマーラ:(これまでいろんな国で少なからず馬鹿にであったが、
正直なところ、これほどの奴はいなかったぞ)
ネモリーノ:あの・・・ドクター。よろしいですか?一体どう使えば?
ドゥルカマーラ:注意して、静かに、瓶を少し振って・・・栓を抜く・・・
でも気が抜けないように注意して。
それから、ゆっくり飲む。驚くべき効果が現れるのに、
そう長い時間はかからない。
ネモリーノ:すぐにですか!?
ドゥルカマーラ:そうだな、丸1日が必要だ。
(まぁこれだけあればうまく逃げられるだろう)
ネモリーノ:どんな味なんです?
ドゥルカマーラ:最上だ!(ただのワインだからなwwwww)
ネモリーノ:感謝します!僕は幸せ者だ!
このような妙薬を作ってくれる方に祝福あれ!
ドゥルカマーラ:それからな、黙っていてほしい・・・わかるな?
きょうび、愛を売ることは大変ねたみを買う商売になっている。
少しばかり、その・・・ある筋の干渉があったりもするのだ・・・。
ネモリーノ:信じてください!人っ子一人知ることはありません!
ドゥルカマーラ:行くがよい、幸運な青年よ。
私の贈ったその薬で、明日になればすべての女性が君に恋焦がれるだろう。
(しかし私は朝早くに失礼するがね。)
ネモリーノ:約束します。私は飲みますよ、たった一人の女性のために!
他の誰にでもありません。1滴たりとも残しません!
(ぼくを救う星が、あの人をここに導いてくれたのだ!)
(うめ)