庭球

□愚か者の涙
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「南は知らないでしょ?俺がこんなに好きだって事」























あぁ、やっちゃった。
もうダメだ。
俺はお仕舞いだ。
スルリとまるでいつもの軽口のごとく俺の口から出た言葉は。
南のジャンガリアン・ハムスターのような小さい心に突き刺さって。
(ほら、いかにも可愛らしく小さそうでしょ?)
心臓を突き刺すどころか破壊したようだ。
絶句された。
(やっぱりね―――・・・)
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