MONOMANIA

□僕の恋人
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…あ………俺、今の若の表情好き……。
思わず見惚れていると、若の指が俺の鼻先へと触れた。
冷たい指先。
ふわりと香る若の匂い。
「言ってみろ………鳳…」
不敵に笑う若に心臓がバクバク言っている。
うわ〜〜うわ〜〜……今日の若って何か色っぽい!!!!
「えっと……・・・夜中に……」
「夜中に?」
…………………………
…………………………
…………………………
………………楽しんでるでしょ…若……。
「若に会いたくなったら…」
「俺に会いたくなったら?」
「写真を見ればいいかなー…って」
「それで?」
つっ………まだ言うの!!????
「写真があれば……」
「あれば?」
うわ……どうしよう…涙出そう。
何で若はそんなに楽しそうなんだよ!!!
いつもはエッチしたい事を伝えただけで怒鳴り出すのに!!!
「写真があれば……それ見て出来るでしょ?」
「……………………」
……………………?????
やっと納得してくれてのかな…??
「………………長太郎…」
「うわ!!!はい!!」
若が俺の名前呼んでくれた!!
うわ〜〜〜うわ〜〜〜嬉しい!!!
「何を?」
………!!!!!
ううっ……やっぱり聞くの!!??若!!
深呼吸して。
何回も何回も息を吐き出して。
言ってみた。
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