+ｼｷｶﾞﾐｼｮｳｾﾂ+ お題編
□舌
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「一度帰りましょう」
「大丈夫だって」
「ばい菌が入ったらどうすんのよ」
がっし、と腕を掴まれ引きずられる
こうなったら、完全に月子のペースだ
「月子」
呼びかけにも答えず、月子はズルズルと光太郎を引きずっていく
仕方なく光太郎は従う事にした
さっきの場所からは、英太郎の家の方が近かったので、とりあえず英太郎の家に寄る
玄関には鍵がかかっていた
「じ〜ちゃん!!」
反応はない
「居ないのか?」
月子と光太郎が顔を見合わせた時、玄関に向かって歩いてくる音が聞こえる
「居たんじゃね〜か」