゚・。+☆+。・゚黒魔女゚・。+☆+。・゚

□ブン太の心霊写真
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ところが、今度は猛然と階段を駆け上がる足跡が近づいてきた。



ブ「チィーッス!って幸村君!?え?何で?」


「おはよう。ブン太。まぁ、色々あってね」


『おはよ。そう色々とね...。で?どしたの?』


ブ「え?ああ、このガム?この前、弟達と福引やったら当たったんだよ。天才的だろぃ?あと、これは…」


『じゃなくて、ウチの家に来たわけ。それに、階段を行ったり来たりしてさ』


ブ「ああ、そっちね。いや、階段は上りと下りで段数が違ってたらやだなと思ったからよ」


『はあ?』


ブ「ほら、学校の怪談であんじゃん。階段を上がるときと下るときで段数が違うって話。上がるときは十三段なのに、下りていくと『十、十一、十二……。きゃあっ!』っての」



何なのいったい。
朝っぱらから人の家で学校の怪談ごっこはやめてくれ。



ブ「ごっこじぇねーよ。本当のことなんだよ。だから、璢唖に相談しにきたんだろぃ。丁度いいや幸村君にも見てもらお」



何だ。やっぱりオカルト絡みかよ。



ブ「あのさ、ちょっとこれ見てみろよ」



ブン太は鞄の中をごそごそやると、写真を一枚取り出した。
それは学校の校門の所で撮った写真だった。
真ん中で特大のピースをしてるのがブン太。その右隣にいるのがジャッカルと赤也とウチ、
左隣には仁王と柳生。
後ろに蓮二と幸村と真田。
その後ろに何か黒いモヤがあるような...。



「これ、この前皆で撮った写真だよね。俺の写真にこんなの写ってたっけ?」


『ウチのは写ってないよ。ほら』


ブ「うわ、マジ!?俺のだけかよぃ…てか、この写真撮ってから、なーんか変なんだよな」


「変って何が?」


ブ「気味の悪いことばっかりおきるんだよ」


『例えば?』








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