05/08の日記

17:38
泡沫のユークロニア―総評―。
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『泡沫のユークロニア』、最後は総評です。

【ストーリー総評】
一言でいえば、悪くはない、という印象でした。
というのも、結構最初の方で重要な事実がわかってしまうので、そこはルートまで隠さないんだ、と途中で冷めてしまったからかもしれません。
本当に、心に残るにはあと一歩惜しかったな、という作品でした、個人的には。
しかし、事実がわかってから、ルートの方で明らかとなっていく事実もあるので、そこはとても楽しめましたし、
一人ひとりのキャラクターにちゃんと意味を持たせてくれていたのは良かったかな、と。
意外なところで意外な声優さんを使ったりして、ちゃんと真相までわからない部分もありましたので、そこは本当に評価したいです(誰目線?)
実際、正直に言うと淡雪・露草ルートは個人的に重要ポジなのにあんまり内容が入って来なくって苦痛だったのですが、
帷・依さん・矢代ルートはわりと面白くてサクサク進めちゃったイメージですかね?
ただ予想しやすい構成ではあったので、もう少し驚き要素があった方が良かったかな、と主観的には思います。
ですが、全体的に見て、無駄な表現があったか、と言われるとそうではないし、重苦しい場面でちょっとした笑える要素も入れてくれたことは、
箸休め程度には良かったかなとも思いますので、一概に酷評できない作品でした。
気になっている方は是非、評価に囚われずやってみてはいかがでしょうか?

【雛菊】
ルートによっては合わないヒロインでした。
言動の子どもっぽさ、あまりの鈍さ、逆に攻略対象が可哀相になるくらいのヒロインで、こんなでいいのか君たちは?と思わず思ってしまうような子でしたね。
たぶん、そういう無邪気なところにも惹かれたんでしょうが、淡雪や露草のルートが苦痛だった原因は、おそらく雛菊ちゃんの態度が原因かと思われます。
ただ、依さんや帷、矢代ルートの雛菊ちゃんはあんまり嫌いになれないな、ということから、おそらくルートによるのではないかと。

【システム・ED】
★システム★
システムに関しては、ピオフィのスタッフさんということもあり、大きく酷評する部分はありませんでした。
スキップも選択肢ジャンプも快適で、問題ありませんでした。

★ED★
エンディングは大きく分けて2種類、各ルートBESTENDとBADENDが存在します。
ゲームオーバーの数は各ルート、以下となっております。

・矢代 2種
・帷 4種
・淡雪 4種
・依 1種
・露草 2種

真相はBESTENDとゲームオーバーの2種となっております。

【プレイ時間】
正確に測れていないのですが、共通1時間程度、個別6時間程度だと思われます。
そこまで長くもなく短くもなく、ちょうど良い時間配分だった、と記憶しております。

【攻略順】
今回の作品は以下で攻略しました。

淡雪

露草(帷攻略後攻略可・END制限はなし)
依(淡雪攻略後攻略可・END制限はなし)
矢代(4ルート攻略後攻略可・END制限はなし)
真相(矢代BESTEND後攻略可)

おそらく矢代に関しては、依さんのBADENDを開いた段階で開かれましたので、エンディング制限はないと思われます。
で、この順にしたのは、帷と淡雪しか攻略できないことに最初に気が付いて、ともあれ帷は気になっていたので最初に淡雪を。
その次に依さんが開かれたのですが、制限ありの人たちよりも先になし勢をやっていこうと思って帷、その次に開かれた露草。
矢代はこの時点で最後だろうと踏んでいたので、帷の次に気になっていた依さんに挑み、最後は矢代で締めた、という流れでした。
特にこの順で問題なかったかなーと思いますので、開かれた順で好きにやっていただければと思いますね!

【推しキャラ】
最後は推しキャラなのですが、帷だと完全に思っていた矢先に堕とされました、依さんに(笑)
帷ルートをやってもあんまり刺さらなかったなー、残念だなー、と思って油断してましたね……認めたくはないのですが堕ちてしまいました……。
出てくるたびに変な笑いがこみ上げてきて、たぶん私の大好物の哀れな男認定されたんだろうな、と思っています。爆
たぶん依さんに関しての叫びはルート感想を見てもらえればと……(投げた)
サブはやっぱり石蕗様、そして枸橘様の黒鶴組でした!!
この2人はまじでルートが欲しい……無理なのはわかっているんですが、ルートくださいと思いましたね……!!

さて、いろいろ思うところはありますが『泡沫のユークロニア』、無事にフルコンプしました!
次はまだ決めかねているので、小休止を挟んで、何かしらの感想でお会いしましょう!
それでは、お目通しありがとうございました!

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17:37
泡沫のユークロニア―真相―。※ネタバレ要注意。
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『泡沫のユークロニア』真相、終わりました!

【真相 感想】
時系列でお話していくと私も混乱が生じてしまうので、今回は今ルートでわかった事実にのみスポットを当ててお話していきたいと思います!

まず、鳴神の正体について。
序盤から彼の正体がオートマタだということが明らかにされました。
露草か……のルートだったと思うのですが、鳴神が動力部の奈落に落ちた時に機械っぽい音が響いていたので、おそらくロボットかな、という予測はできていました。
この事実に関してあんまり驚きはなかったのですが、彼が初代大樹に創り出されたオートマタで、
凍玻璃が保たれる配線の管理の要になっていること、そして凍玻璃を浮かすための動力源である緋緋色金(ひひいろかね)を心臓部に保持して動いていることが明かされていきます。
これは、後に枸橘様と黒幕がこの緋緋色金を奪うことで明らかになるのですが、鳴神は凍玻璃にとってとっても重要なポジションにいたことがわかりました。

次に枸橘様に指示をしていた黒幕の正体について。
枸橘様が銀湾の間者だということは矢代ルートで明らかになっている事実だったのですが、今回のルートではその彼に指示を出し、
動力源の緋緋色金を奪った黒幕はなんと、御記録屋の少年・朔でした。
朔も枸橘様、矢代、千鳥と同様銀湾の間者で、間者が送り込まれることになった初期に墨染を投与されて成長が止まってしまい、
瞳にも影響が出ず失敗作だと言われてきた過去があり、凍玻璃を落とす計画の一端を担っていたのです。
彼には間者として使命を全うするという意思は、ある意味では無く、墨染によって永く生きられると思っていたその身体にも寿命があることを感じ、
緋緋色金の力を使って長生きしようと企んでいたのです。
その力がそれにあると確信した理由に関しては次に述べていきますが、ともあれ朔の目的は銀湾に奪った半分の緋緋色金を渡し、
もう半分を自身の寿命に使おうとしていた、ということだったようです。

そして最後に、雛菊ちゃんの体質に関して。
彼女が元々、怪我の治りが人より早いことがわかっている状態で話が進んでいくのですが、この真相は彼女が昔、禁域の泉で溺れ、そこを鳴神に助けられたこと、
心肺停止した彼女を生かすために、無断で禁域に出入りしていた(この辺は露草ルートで明らかになっています)雛菊ちゃんを「禁域の子」として認識していた鳴神が、
彼女に自身の緋緋色金の一部を分け与え、蘇生させたことにあります。
緋緋色金の影響で雛菊ちゃんは人よりも傷の治りが早く、生命維持の破壊が行われない程度の怪我(頭部が飛ぶとか、心臓を貫かれるとか)ではない限り、
回復が早いことをこのルートで初めて知ることになります。
それを、前述の朔が知り、緋緋色金を奪った、という経緯があった、というわけでした。

ちゃんと大団円、というかたちで終わっていったので良かった、の一言だったのですが、だいたいは予測通りのことでしたね(笑)
でも、朔や鳴神の正体がわかってすっきりしました!
あと千鳥、あいつを従わせた矢代は本当に何者なんだ……?(笑)
何となーくですが、「東」と「春」という謎かけから、おそらく「東瀛」の「帝」のことなんじゃないかなー……ということは矢代ってー……という勘ぐりがありますね(笑)

さて、真相に関して多くは語りませんが、最後は総評に移りたいと思います!
それでは、お目通しありがとうございました!

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