黒子のバスケ4

□第82Q楽しんでこーぜ
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「それではこれよりWC都予選ベスト4決定戦第4試合。誠凛高校対丞成高校の試合を始めます。礼!!」
「「「よろしくお願いします!!」」」
士気も高まりこれから試合が始まろうとしている中

つーーーーー…

突然相手チーム、鳴海と言う男が涙を流した
それには誠凛も動揺した
「オイ!どうした鳴海っ!?」
「グスッ…ひどいっす主将…なんですかアレ…ヒグッ…」
「は!?」
「女…相手のっカントク女って言ってたのに…」
鳴海はビシッとリコを指さした
「もっとこうボインっつーか…テンション上がんねーっつーか…色気ゼロじゃん!!」
怒鳴り散らす彼の言葉に誠凛はひいっと背筋を冷した
「それに!隣にいる白髪の方も…確かに美人だと思うし、カントクよりは色気もあると思うけど…カントク以上にペッタンコじゃん!!絶壁じゃん!!俺のトキメキを返せぇー!!」
「ねぇ!!すいません!ちょっと黙ってもらえませんか!!!」
コートにいる面々は少し涙目になりながら鳴海に怒鳴った
ベンチにいる面々は恐る恐る二人のほうを見た
二人は可愛らしい笑顔でニコり笑っていた
その笑みが逆に怖い
「リーコさん♥すいません、今すぐ俺を出して下さい♥あのガキャボッコボコにしてやる♥」
「あん♥今はまだダァメ♥それよりてめぇら♥」
リコは青筋をたてて見ている面々にサインを送った


ブチ殺せ♥


(((かしこまりました!!))))
無言の圧力をかけられた誠凛は、リコから何やらどす黒いオーラが出ているように見えて仕方なく、冷や汗をだらだらと流し、顔色を悪くさせた
「全員いいな、負けられねぇ理由一つ追加だ。負けたらオレ達がブチ殺されマス…」
「お…おおう」

「にしても、俺なんでこうも性別間違われるかな…大体今はもう前と違って姿だって戻したのに…」
瑛は少しいじけた顔をして鳴海の事を睨み付けた
「瑛君は知る人ぞ知る幻の選手だったからね…それより私男の瑛君より色気が無いんですって」
「そんなこと無いです!アイツの目が腐ってるだけでリコさんはとっても素敵な女性です!」
「瑛君…」
「よし、瑛のお陰で試合が始まる前にカントクの機嫌が少しなおったぞ」

「ジャンプボール!」
試合前から少し波乱を巻き起こしたものの、審判の声と共に漸く試合が始まった

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