あたしと君と終わる世界と
何処かに操り手が居た。
「暇つぶしにあたしは君を壊そうか」
宣言通り、“君”は壊れた。
そうすれば世界が壊れ、終わった。
何処かに造り手が居た。
「此れはもう私の物じゃない」
操り手に渡ると世界が終わった。
造り手は密かに笑みを零した。
初めての方は必読を御覧になってください。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
かつて操り手に
“君”
と呼ばれる存在が居た。
壊れた“君”は再び姿を現した。
そして終わった世界を再構築する。
再構築した世界に現れるは
見た事あるような町並みばかり。
此の町並みは――
次、また御訪問なさった時に――
見れるやかもしれません―――。
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