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□こども
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今、私の目の前に居るのは、私の部下である妹子っていう男の子だ。

私が「妹子ーーっ!」て呼びかけると、ちょっと呆れたような顔を私に向けるけど、構ってくれる…そんな優しい男の子。

しょうがないなぁ…って雰囲気を出しながらも、私と一緒に笑ってくれるんだ。

妹子は可愛いくて、かっこよくて


とっても強い。


あ、喧嘩も強いんだけど、そういう強さじゃなくて…

心が本当に強い。


だって、私がどんなに妹子を殴っても、蹴っても、妹子は私を睨みつけることを止めないんだよ?

妹子って本当に凄いっ!


今の妹子の目はビー玉見たいになっちゃってるけど

そんな妹子もたまにはいいよね?


私は目の前に転がっている妹子の耳に口を近づけ、呟いてみた。

「……妹子大好き」


…………あははははは…

もう、妹子にこの声が届くわけないのにな。


なにやってるんだろ…


私はそっと、私が妹子の頬に付けた痣を撫でた。

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