NOVEl
□Let me see inside of you
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サッチ
ねぇ サッチ
君の中には何が入っているの?
「え?なに?どうしたのさ#####ちゃん」
ぼーっと愛おしい顔を見つめていたら
気が付いたサッチが近づいてきた
『ね、サッチの頭は何でそんなに大きいの?』
トレードマークのリーゼントを指さしながら聞いてみた
すると 彼は何だコイツとでも言いたげに片眉を上げて
「そりゃあ、おれの男気が詰まってるからさ」
ちょっと得意げな顔をする
『フフッ つまんない』
その顔が少し憎たらしかったので
私はちょっと悪態をついてみた
それでも
彼はさらに得意げな顔をして
「もちろん #####への愛情だって詰まってるぜ?」
ほら。 と言って
手を差し出した
その手の中には
飴玉がたくさん
今にもこぼれそう