日常≠非日常

□第1話 たかが日常、然れど日常
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――何故、自分の日常は平和では無くなったのだろうか…。




少女は毎日そう思っていた。













気絶した不良を踏みつけながら。






少女―――##NAME2####NAME1##は、不良と言う訳では無いし、喧嘩を売る様な事をした覚えは無い。
何故か放課後の体育館裏に毎日呼び出され、何故か50人近い不良が殴りかかってくるので、しかたなく愛用の木刀で気絶させているだけである。



……気絶した後踏みつけるというオマケ付きだが。







そんな日々が続く事、1ヵ月。
溜まりに溜まったストレスは、人一人殺しかねないくらいに膨れ上がってしまっている。

「――…いっその事、病院送りにしてしまったほうが…。」
物騒極まりないことを口走った後、先ほどまで踏みつけていた不良に向かって、右手の木刀を高々と振り上げた。








「スト―――ップ!!!!!ちょっと待てぇぇぇぇいっ!!!」

突然の制止に振り下しかけた木刀がピタと止まる。



















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