しょうせつ★ 銀魂
□姫初め
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「あれ、土方さん。正月そうそう朝帰りですかぃ?」
屯所に戻るとすぐ声をかけられた。
「総悟か。
俺だって好き好んで1月1日に朝帰りしてるわけじゃねぇ。
昨日、とっつぁんに呼ばれてよ…朝まで宴会だ。」
「ああ、そうですかぃ。
そういえば、昨日の夜から旦那が来てまさぁ。」
…昨日の夜から…?
「半日近く待ちぼうけなんで、早く部屋いってご機嫌とってきたほうがいいんじゃないですかぃ?」
「それを早く言え!!バカやろー!!」
万事屋と俺はいわゆる‘‘恋仲‘‘だ。
昨日の夜からってことは、たぶん俺が出かけたあと屯所にきたんだろう。
(やべーな)
でも、あいつもあいつだ。
来るなら来るで連絡してこい!!
機嫌…そこねてねぇといいけどよ…
機嫌悪ぃと、あいつ鬼畜になるからな…
普段はあまり怒ることのないあいつだが、一度機嫌をそこねると
とんでもない行動にでたりする。
土方は早足で自室へと向かった。