マリー・沙斗恋愛論

□復活愛
1ページ/3ページ

「復活愛」という言葉を5年前くらいに初めて聞いた。
この言葉を初めて耳にしたとき、「えっ?」と驚いた。
言葉からははだいたい想像できたが、
どうしてだろうと思ったからだ。
鑑定をしていて沢山の「復活愛」を見てきた・・・

まず、長年交際していて恋人に振られた相手との「復活愛」
長く交際していると、愛情よりも情が強くなり、
長年連れ添った夫婦のような感覚になってくる。
その中、どうしても女は婚期を気にしてしまう。
相手に言葉にしなくてもその思いは伝わってしまうもの。
勿論、それでゴールインするパターンもある。
でも、次第にお互いの気持ちの距離が出来てくること
も少なくないようだ。
そうなると、片方は他に相手を見つけてしまったり
、一人になりたいと思うようになる。
そんな気持ちに気づかず、
当たり前のように振舞っていた相手もは別れを告げられる。
気丈な人は意地を張り納得したと答えを出すが、
弱い人は泣いて修復をせまる。
結果、別れが・・・。
片方は納得のいく別れかもしれないが、
告げられた方は納得いかない。
そこから「復活愛」を望んでしまうのだ。
なんとかよりを戻したいと・・・。

次に、別れて年数がたってからの「復活愛」
相手と別れたときは納得していたが、
離れて初めて好きだった・もう一度会いたい
と気づく。
双方のいろんな事情で別れたけれど、
あの人しかいないのではと感じた。
全然離れてコンタクトもとっていないが、
相手も自分を思っているのに違いないと・・。
そこで「復活愛」を願うのだ。

また、自分から相手に別れを告げたけれど後悔しての「復活愛」
交際していると、相手のいい所ばかりでなく、
悪い所も見えてくる。
その欠点を注意しても、直してもらえないとイライラし始める。
そのイライラが蓄積されて別れを口にし、
別離という形になる。
でも、離れて自分の決断が間違っていたと思うようになる。
相手にはそれを素直に伝えたいが躊躇しながら、
「復活」したいと思い出す。

もっと沢山の「復活愛」を願う事例はあるが、
どれも自分のことしか考えていない。
相手のことを考えず思いを押し付けようとする。
本当に相手を思うなら、
まずはどうしてこういう結果になったかを考えたほうがよい。
なぜなら、どんなパターンにしても、一度は終わった恋なのだ。
それを戻すにはそれ相当の時間がかかるのは勿論
、この結果の原因について考えないと「復活」はありえないからだ。
いくら占いで、相性や運気がよくても、自分の行動次第で良くも悪くもなるのだ。
復活を願うのに、相手に依頼心が強すぎたり、
わがまますぎたり、勝手な行動だったり・・
そういう非を認めようとしない人が多い。
相手にも言えることだが、お互いが同じ状態や考え方、
価値観ではよりを戻しても同じ結果が生まれてしまう。
この事に気づいたり、
努力したりする方法や未来の道しるべに
占いを利用するといいのではないか。
ただ、占いで願いが叶うという考えでは難しいと思う。

この事を踏まえた上で、前進できる気持ちの人だけが
「復活愛」を遂げる事ができるのだろう。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ