02/05の日記

00:44
想いと色情
---------------
この気持ちが後悔かは分からない
埋められた筈の穴が冷たくて切ない
後戻り出来ないことも、背徳の道を進んでいることは分かっている

もう輝かしい未来は見られないかもしれない
日々幼心で想像していた明日が、未来が今は霞んで見えない
これから自分はどうなるのだろうか
孤独のまま死んでいくのも悪くは無いかもしれない

一人でどうしようも無いから二人を作った
結果は同じ、彼の人と同じだった
どうせ分かり合えやしないのだ、と

ずっと何処かで彼を追っていた
想うことは無くとも忘れたことは無かった
あの日の私はそれを恋だと言った
今は違うと断言出来る
そんな単純な、純粋なものでは無いのだ

本当はもっと卑しくて歪な感情
お互いがそれにつけ込んでいったのだと思う

依存していたい
縋っていたい
これは私の願いだけど
きっと私はこの身体がありさえすれば良かったんだよね
決して利害の一致では無かった
無理矢理にして私は依存関係を貼り付けていた

確かに彼に抱く感情は特別だった
未熟な私が色事と勘違いする程に
好きは好きでも、恋人でも、友人でも、家族でも、何れにも当てはまらない
結果的に情事に発展しようとも、恋い慕うという気持ちは湧いてこなかった
ただ寄り添って、縋っていたい
空回りし続けたからか、その気持ちも分からなくなってきたけど
私は何がしたかったんだろうか
何を求め、何になりたかったのか

ただ、特別であった
今迄の関係に不満が無かったとは決して無いけど、まだ笑えていられた
今この時、とても空虚な空間に押し込まれている様な感覚の中にある
心が、心臓が無性に重たい

望んでいた関係では無かった
二人なら救われるものもあると思ったけど、私はただの重荷でしか無かった
虚しい自慰行為でしか無かったのだ

私が二人いたなら、きっと楽だっただろう
求めるものも、欲しいものも同じだから
彼は私では無い、逆もまた然り
分かり合えないのは当然のこと
だから尚の事辛くもある

狂いに歯止めをかけられなくなってしまっている
彼に迷惑を掛けるわけにはいかない
何よりも嫌われたく無い
だからまた何年も月日をかけてこの気持ちを封じなくてはならない

ずっと自分の心に鍵をかけて嘘を吐いて明日を迎える
望んでいなくとも未来は続いていく
今は凄く痛くて苦しいけど、いつか笑い話になるまでに持っていこう
少しずつ修正液を垂らして延命を図るのだ

死ねない出来損ないの悪足掻きである

前へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ