あやし事務所

□怪しい五人組
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「やあ、」
にこやかに小柴先輩は笑った
「何がやあ、ですか?」
「何かあるって行ってるやろ…」
「・・・面倒ごとはもう嫌です」
グッタリと倒れふしているのは図書部のメンバーだ。
「なにいってるんだい?僕が面倒ごと持ってきた訳じゃないだろ」
「そうですけど」
「それに君たちが疲れてるのは前回の件があまりに謎過ぎるからだろ。だから、僕はみんなが悩んで眠れなくなってるのを解決しようとしているだけさ」
 みんななにも言わなかったのはそれが当たっているからだ。
「だから、僕がその謎が解けるかもしれない仕事を持ってきてあげたんだよ」
ニコリと小柴先輩は笑う。
「あやしい五人組を探すよ」
「「「あやしい五人組!?」」」
ニッコリと笑って言われたことの内容はまたなんとも言えないほど難しいと言うか、動き回らなくてはいけない気がした。
「怪しい五人組ですか?」
「そう。怪しい五人組」
「怪しい五人組にゃ」
「アバウトすぎませんか?」
「まあ、良いのさ。そこら辺は適当にあ、怪しいって思った五人組だよ。そう言うわけでさあ、行くよ!」
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