pokemon story inカントー
□No.1
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すっかり眠りから覚め、寝間着から普段着に着替えている途中の「ソラ」と呼ばれた茶色に近い黒髪の少年。
ソラ「うるさいな!こっちはワクワクしすぎて眠れなかったんだ!!早く行かないと、ポケモンなくなっちゃう!!」
レナ「いや、必ず1体は残るから…。(汗)とりあえず準備できたら早く行くわよ。私は下で待って…」
ソラ「準備完了!!じゃあ行くぞ!!」
レナ「早!!ホントにOKなの!?」
幼馴染だからか、同室で着替えていても何も気にしない両者。
それどころか、身支度、整理、その他諸々をやり終えた早さに驚く少女。
その時間わずか4秒。(笑)
「オーキド博士の研究所」
オーキド「んー。ずいぶんと焦って来たみたいじゃな…。」
ソラ「ゼー、ゼー…。」
準備が完了し、朝食を終え、全速力で研究所に向かったところまでは良かったが、
もう何十回も通っているはずなのに、焦りから何度も方向を間違え、余計に息を乱すことになった少年ーーソラ。
レナ「まったく、こいつは…。」
?「その前に、いつ戻ってきたんだよ、レナ。」
レナ「ついさっきよ。文句あるの?ーーヒロト。」
レナに話しかけたのは、すでにポケモンをもらった、茶髪に特徴的な髪形の少年。
ヒロト「いや?別に…。気になっただけだ。」
ソラ「あれ?ヒロトはもうポケモンもらったの?」
ヒロト「ああ。まあな…。取り敢えず、俺はもう行くよ。じいちゃん。」
ポケモンを貰い、用が済んだと思って自分の祖父である、有名研究家にそう言い外に行こうとすると…。
オーキド「おお。ちょっと待て、ヒロト。」
ヒロト「ん?」
いきなり呼び止められて、何かあるのかと疑問に思うヒロト。
オーキド「これを渡しておかないとな…。」
オーキドはヒロトに赤色のした薄い板状の機械を渡した。
ヒロト「これは?」
レナ「ああ。ポケモン図鑑ね。」
ヒロト「なにそれ?」
すでに旅に出ているレナがヒロトに説明を始める。
レナ「ポケモンのことについて、いろいろと教えてくれる、便利な物なの。もちろん、私も持ってるわ。」