pokemon story inカントー
□No.1
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ヒロト「こりゃいいや。よし!じゃあ行くぜ!!」
オーキド「お、おい!まだ話は…って聞こえておらんな…。」
レナからポケモン図鑑の説明を受け奮起したヒロトは、祖父の制止も聞かず、研究所を飛び出して行った…。
まるで北国の舞台にいる、かのせっかちライバルのように。(笑)
ソラ「博士。」
オーキド「ん?」
ソラ「もうこいつしか残ってないの?」
ソラは残されたポケモン、朱色の体をして2本足で立てるトカゲのような姿をしたポケモン「ヒトカゲ」を担いでいた。
オーキド「おお!『ヒトカゲ』じゃな。」
ソラ「ヒトカゲ?」
オーキド「そいつは『炎タイプ』でな。図鑑で調べてみなさい。いろいろなことがわかるぞ。」
ソラ「えっと…。へぇ。尻尾の炎は命の源なんだ…。」
早速言われたとおりに調べてみるとヒトカゲの生態が載せらえれた。
ソラ「炎タイプってことは、草や虫には有利だな…。」
レナ「!!(こいつ、まさか…。)」
オーキド「おお!よく知っておるな!」
ソラ「まあね!」
炎タイプに相性のいいタイプを呟き、感嘆する博士。その反応に自慢げになる少年。
そしてその後、驚愕していた少女が少年に尋ねる。
レナ「ソラ!ひとつ質問!」
ソラ「何?」
レナ「さっきあなたが言ったとおり、炎タイプは草や虫には有利よ。じゃあ、不利なタイプって例えば何がある?」
ソラ「そんなの簡単だよ。水や岩でしょ?」
いきなり質問されたにも関わらず、ソラはあっさりと即答する。
レナ「!!(やっぱり!)博士!」
オーキド「なんじゃ?」
レナ「ソラにもポケモン図鑑をあげてくれませんか!?」
オーキド「?」
レナ「彼は新人でありながら、ポケモンに関する知識があります!!損はないはずです!!」
幼馴染にも、自分と同じようになってほしかったのか、少年の知識を力説するレナ