捧げ物

□歌
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あたしはギターを弾いて歌を作る時がある
今日もそれをしていた時に騒がしくあいつはやってきた

「リン!!今日もかわいいね!!」

「開口一番にそれかよ!!ったく…邪魔すんなよ」

あたしは軽くあしらいギターに目を戻す
あ、フレーズ忘れた…

「……」

名無しはあたしをガン見してくる…

「ガン見すんな」

「え!?だってリンの作曲してるとこ見たいもん!!」

「気がちるんだよ!!」

そう言うとしゅんとなりながらも離れたところで携帯でゲームを開始した。あたしもまた作曲に戻る

「〜♪」

「……リン、それいつ完成するの?」

「さぁな……出来たら、一番に名無しに聞かせてやるよ」

「ほんと!?」

「あぁ、本当。だから、いい子で待ってろ」

そう言うとさっきの不機嫌そうな顔がどこへやら、嬉しそうにニコニコと笑った。
なんでこいつに1番初めに聞かせるか?そんなもん、簡単で単純……名無しの事を考えて想って作ったからに決まってるだろ。
…さてと、早く完成させないとまた機嫌悪くするから、続き続きっと……

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