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□たまには⋯
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今日は…いつもと違う…いつもなら、彼の甘え行為を受け入れて撫でたりして満足してるのに…物足りないというか、なんというか

ラ「おーい、どうした?」

「へ?あ、ごめん!ぼーっとしちゃって」

ラ「何か悩みがあるのか?愚痴でもなんでも聞くから話してみろよ」

そう言って彼は頭を撫でてくれる。あれ…この奥から出てくる欲は…何?

「…」

ラ「…話しづらいか?」

「…あ、の…」

ラ「ん?」

この気持ち…私が持っていいものなのだろうか…気持ち悪いと思われないだろうか…でも、抑えきれない

「……今日、だけ…甘えさせて、ほしい…」

彼に抱きつき胸元に顔を埋めながら言う。が、彼からはなんの反応も返ってこない。

あ…やらかしたな…すぐに立て直さなきゃ…!

「な、なーんてね!あ、あはは…ごめんごめん!気持ち悪いことしたね!ごめんね!」

泣きそうになるのを堪え、下を向きながら彼から少し身体を離す。しかし、すぐに引き戻され少し強く抱きしめられた

ラ「気持ち悪くなんてない。寧ろ嬉しすぎるのといきなりで驚いたのでちょいと固まっただけだ」

「…うれ、しい?」

ラ「お前はいつも受け身でなかなか甘えて来ないだろ?だから、こうやって甘えてきてくれたのが嬉しくて、あんまり見れない姿だから驚いたんだ」

確かに、いつも彼から抱き着いてきたり擦り寄られるのを受け止めるといった形が主だ。あまり自分からは行ったことがない

「だって…私がこんなことしたら、気持ち悪いでしょ?」

ラ「気持ち悪かったら、まずしてないだろ?あと、別に今日だけじゃなくて毎日いつでもこんな風に甘えてきてくれてもいいぞ」

その言葉に肩の荷が降り身体から力が抜け彼に寄りかかっていた。いつも以上にしたいことがボロボロと口から出てきて、収まらなかった

「…ライ」

ラ「んー?」

「キス、して」

ラ「!…あぁ、いいぞ」

頬に手を添えられゆっくりと近づき触れるキスをする。温かくて柔らかい…

「ん…もっと、して…」

ラ「…本当に…いつもより大胆だな。俺達で言う発情期か?ま、いいけどな」

自分でも考えられないほど大胆な行動をしたと思う…彼にベッタリくっ付いて首に腕を回してキスを強請る…今までした事の無い行動だ

「ん…はぁ…もっと…もっと、欲しい…ん…」

ラ「は…お前の気が済むまで、何回でも…ん…」

しばらく、お互いに求めるままにキスを交わした。



その後、私からやりたいことを聞いてもらいベットで一緒に横になっている
私はキャミソールに下着を履いた姿で彼は上は脱ぎ下だけ履いている姿で抱きしめ合う形だ

ラ「うーん…これはこれでなんというか…生殺しなんだけどな…」

「だめ、かな?この方が直で体温感じれて、暖かくて、きもち、いいから…」

ウトウトと眠気が襲ってくる。彼の体温に包まれ優しく撫でられ、最高の状態で眠りにつけそうだ

ラ「それもそうだな……寝てもいいぞ。俺も、少し、寝る。おやすみ」

額にキスを落として、彼も目を閉じた。私もそのまま深い眠りに落ちていった
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