小説部屋

□闘うお姫様
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「ソフィア…もし施術の事で分からないことがあったら私に聞きなよ。
施術の分野でなら少しはあんたの力になれると思うから」

そう言って、ネルはソフィアの肩にぽん、と手を置いた。

「ネルさん…ありがとうございます!」





数日後、フェイト達は次の目的地へと向かうべく、街を後にした。



そして…彼らの戦いが始まる。




「みんな、敵だ!気を付けろ!」

フェイトの声で皆が戦闘態勢へ入る中、ソフィアはいつにもなく気合いが入っていた。

(最近ずっと勉強したり、練習したりしてたもん…大丈夫!)

「来るぞっ!」

フェイトのかけ声と同時に、バーサーカーの群れが迫り来る。

ソフィアも紋章術を唱え、応戦に臨んだ。



ザシュッ!

「ふぅ…」

バーサーカーの一匹を倒し、フェイトが一瞬気を緩めた瞬間。

「フェイト!後ろだ!」

クリフが叫んだ時には、別のバーサーカーがフェイトの背後から斧を降り上げていた。

「!くっ…」



ガキィン!



フェイトはすぐさま剣でガードをしたが、突然の事に手の力が入らなかったのか、剣はフェイトの手から弾き飛ばされた。
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