小説部屋
□闘うお姫様
1ページ/14ページ
フェイトは私に言った。
「君の為の騎士だったらいつだってなってあげるよ」って。
すごく、嬉しかった…
私はフェイトに言った。
「フェイトが私を見守ってくれるって言うのなら…私はまだ頑張れる」って。
今まで戦ったことなんかない私には、今の戦ってばかりの毎日がすごく辛かった。
だから、フェイトがいてくれれば大丈夫だって、そう思ってた。
けど…
よく考えてみたら、フェイトだってファイトシュミレーターで遊んではいたけれど、本当に戦ったことなんてなかったんだよね。
私はフェイトがいるから戦える。
けれど、フェイトはどうやって戦っているの?
私はフェイトに戦うことを強制させてしまっているの?
もしかしたら私…
フェイトの重荷になってるの…?
だめ…
そんなの嫌!!
強くならなくちゃ…
フェイトが守らなくてもいい位に…
強くならなくちゃ!