小説部屋
□ミッションコード;C
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しかしクリフはリーベルとマリエッタが持っている物からアレという言葉が指す物をすぐに推測し、あぁ、と呟いた。
「…アレか。」
「はい…先日リーダーの部屋にも一匹出たのですが、どうやらまだ艦内に何匹か潜んでいるみたいなんです」
このとき、マリエッタの言葉を聞いて即座に反応した者が一名いた。
「何ィィィッ!!!
リーダーの部屋にだって!?
なんてうらやま…もとい、不届きな奴なんだ!」
また同時に、リーベルのこの言葉に、ぴし、と青筋を立てた者が一名。
「何考えてるのよ、リーベルのバカ!
大体、アレ一匹仕留めるのにどれだけかかってると思ってるの!?
ほんっと、頼りにならないんだから!」
「な…何だよその言い方は!
マリエッタだってただおろおろしてるだけだったじゃないか!」
リーベルはマリエッタの素直でない言葉を真に受け、そのまま果てしなく続きそうな口喧嘩に突入する。
いつものその光景に、クリフは大きな溜息を吐いた。
「あ〜…お前ら、もうその辺で…」