東方管兄弟

□17 何もかも「ネットリ」を付けるとなんか気持ち悪い件
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 ラリーを倒した4人は、卵を見つけた。
ヨッシー「これが『卵の呪い』だと思います。」
卵「助けて?」
キョン「疑問文かよ!」
とりあえず悪。
全員「?」
とりあえず悪(わる)
ルイージ「誤植か?」
中にはネットリした石があった。
早苗「何ですかね?ただの石の様に見えますが…」
ヨッシー「不思議な力を持った石だとか…」
ルイージ「そんな訳無いよ。」
ヨッシー「ただの石は喋らないじゃん。」
ヨッシー以外「………っ!」
ヨッシーの言葉で皆は凍りついた。卵の中から確かに「助けて?」と聞こえた。んで、中身は石だった。とすると、喋っていたのは石以外に有り得ないのだ。本来石が喋るのも有り得ないが、そこは見逃そう。
早苗「石さん。喋れますか?」
石「勿論。」
ルイージ「しゃあああああべぇっっっっったああああああああぁぁぁ!!!!」
早苗「元々この姿なんですか?」
石「違う。」
ルイージ「またしゃべったああああああああああああああああああ!!!!!」
ヨッシー「驚き過ぎなんだよ!」
石「元の姿に戻りたいが、復活できん!」
キョン「どうすれば……」
石「ネットリを取れば出来るかもしれん。」
4人は話し合いを開始した。
早苗「誰が取ります?」
ルイージ「遠慮しときます。」
ヨッシー「諦めんなよ!」
早苗「私も嫌です。」
結局誰もネットリに触りたくないようだ。なのでルイージの気を失わせてルイージをタオル代わりに使うと言う作戦にしたが、結果反撃されヨッシーがタオルになった。そして石は何もない状態になったが、ネットリしたヨッシーが出来た。
石「おっ、何か行けそう!」
ルイージ「マジか!?」
すると、石が割れ始めた。やがて最初からあった2つの点と割れたひびで、「火」の字みたいなのが出来た。そのひびから紫のオーラが出てきて、更にそのオーラに顔の様なのが完成した。
石?「出来た!」
早苗「おー!」
石?「まぁ、自己紹介でもしよう。俺はミカルゲだ。よろしく。」
ルイージ「よろしくお願いします。」
喋る石……ミカルゲが復活した後に、ネットリヨッシーが気を取り戻した。
ヨッシー「貴様ぁ!よくもぉー!」
突撃してくるでっていうに、ルイージは軽く蹴りを入れた。
ヨッシー「あああああああ……」
その反動で、早苗に向かって倒れてきた。
早苗「ぎゃっ、気持ち悪い!」
避けた。
ヨッシー「何で僕が……」
ルイージ「とりあえず、ネットリを取れよ!」
ヨッシー「これネットリっていう名前じゃねーしー。」
ルイージ「じゃあ何だよ?」
ヨッシー「………」
ルイージ「ほらー!もうこれはネットリっていう名前にならざるを得ないんだよ!」
ヨッシー「やだ!こいつにもっと良い名前を!」
ルイージ「じゃあ何だよ?」
ヨッシー「んー、胃液!」
ルイージ「益々印象悪くなってんじゃん!」
白熱する二人の討論に他の人は飲み込めなかった。
ミカルゲ「何だこれ?」
早苗「何ですかね?この空気。」
ヨッシー「たかが二回程主役取った位で偉そうにすんな!このガス男!」
ルイージ「うるさい、お前の方ガス男だ!」
ヨッシー「殺んのかてめぇ!殺んのか?オイ!」
ルイージ「氏ねぇ!」
ミカルゲ「止めんかいっ!」
ミカルゲのシャドーボールが二人の喧嘩を止めた。
ミカルゲ「今はこんなことしとる場合じゃない!」
ルイージ「……何が起こったんですか?」
ミカルゲ「詳しいことは後で話すから、ちょっと着いてこい。」
早苗「………はい」
ルイージ「嫌な予感しかしない……」
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