刀語 短編

□看病。
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「うー…頭痛いよぉ…」
「よしよしwお前はバカじゃなかったみたいだなwバカは風邪ひかないっていうもんなwくくく…」
風邪で寝込んでいるひなを看病している川獺。
「む…バカじゃないもん!!」
「だなwアホだったなwくくく…」
ケラケラと笑う川獺。
「アホじゃないもん!それに、川獺の方がバカなんだよ!だって風邪引いたことないもん!」
「くくく…俺はバカじゃないよんwここのできが違うからなw」
といい、頭を指差す川獺。
「む…もういい!寝る!」
「はいよ。了解。」
川獺はひなに布団をかけ、頭を撫でた。その時、
バーン!←ドアをものすごい勢いで開けた
「ひな〜☆風邪引いたんですって?いいですね!私が身体の芯からあたためてあげますよ!いいですね、いいですね〜☆」
喰鮫が、ひなが風邪をひいたことを知り派手にやってきた。
「にゃ!?…変態は帰れ。」
喰鮫をすごい顔で睨めつける川獺。
「悔しいですね。先に看病していたなんて…悔しいですね、悔しいですね!絶対、ひなに手を出さないでくださいね!私のお嫁さんなんですから!いいですね、いいですね!」
「あぁ?誰がお前みたいなとこに嫁にだすか!でてけ!」
「わかりました。あなたはひなの事が好きなんですね!?いいですね!恋敵なんですか!いいですね、いいですね〜」
バタン←ドアが閉まる音
喰鮫は、独り言をいいながら出て行った。
「…そうだよ。俺だって、ひなの事が好きなんだよ…」川獺は、ボソッとつぶやいた。
「へぇー…私の事好きだったんだぁ。奇遇だね。私も川獺の事好きなんだよ…?」
「は…?」
川獺は、目を見開いた。この部屋にはひなしかいない。
という事は、さっきの声はひなの声なのだ。
「だから…私も川獺の事が好きなんだよって!」
ひなは、耳まで真っ赤にしながら言った。
「だなwじゃあ…」
ちゅっ♪
軽いリップ音がした。
「早く元気になれよw」
「う…うん///おやすみ!」
「おやすみ」

ーおまけー
「次は川獺が風邪引いちゃったねぇー!あははっ!」
「だな…でも、こうしてひなと2人でいられるし」
「〜〜っ///ほ、ほら!病人は寝なさい!」
「あいよ。了解。」
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