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□届かなかった願い
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『全能の神よ、私たちを憐れみ、罪を許し永遠の命に導いてくださりますように』
幸「…神楽、それいつも言ってるね。それは何?」
そう言うと必ず神楽は
『んー?ヒミツ。それより今日も頑張ろう。』
309号室
ガラッ
幸「神楽」
そう呼ぶと神楽は振り向いた。
けれどその瞳の中には何の光も写ってなくて、思わず逃げたくなった。
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