Main novel
□BIOCIDEの絶界 《序》
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─地球の晩年である『Lの７日目』の現代は地球で広がりつつある砂漠化、温暖化、自然破化に苛まれていた。
脚注『Lの７日目』はL=ラスト(last)、７日目とは地球が創られてからの全能者によるカウント(count)のことである。
地球が創られてから今は７日目であり、それは人類の存亡の危機に繋がっている。
─L#(単位)425日目
現ﾋﾄ衰退化に伴う回復を目指す国家、『人類支社』は人類滅亡の危機に反抗するとして「第二次ﾋﾄ存命プラン」を発表した。
─L#426日目
それに対し、対抗軍の『S・H本社』(元国際政治連合)は月への第三移住計画を発表。
脚注 第二移住計画は火星への移住である。
そして、地球上全能社に位置する『元老院』はそれらの案を破棄・採集する権限を持つ。