Main novel

□ドーベル・マン
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「あき。一緒に遊んでいい?」

「いいのだよー」

「あきらくん、なんか変なしゃべり方ね?」
「ちっちゃい頃からの癖なのよ。テレビとか学校の影響を受けやすくてね。頭悪く思われたらやだからやめなさい、って言うんだけど治らないのよね」

「そんなことないわよ。可愛いじゃない。」

お母さんは優しくて、でも怒ると怖い

お父さんは優しかったけどもういない

近所のおばさんはお菓子をくれる


「あき。泣くなよ」


近所の男の子は、僕のことをあき。と呼ぶ

僕の初めての友達で一番大切だった人


「あきは女の子みたいだから俺が守るの」


そして僕がまだ物心が分かりきっていない、子供だったときの

初めての友達で

初めての恋心













俺は橘あきら。学園都市一のイケメン高校生…と呼ばれたのも一年も前の話だ

「ふぅ…今日もだりぃ…」


影響を受けやすくて素直な俺はすっかり悪い影響ばかりを受けたわけで

タバコは勿論のこと学園都市では禁止になっていたピアスまであけた。

「金子クン。今日はどこでサボろうか?」
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