短編とか
□時はときに、孤独さえも蝕む【三家 グロ・R-15】
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「いえ、やす……っくぅ………ッ」
今夜も私は、家康と一方的な契りを交わす。
昂りを擦りつけて、幾度となく精を吐き出して、また彼の腹を、私の汚れた白濁が彩る。
それの、繰り返し。
柔らかな“微笑を浮かべた”家康はとても甘美で、煽情的で。
彼に跨がり無造作に腰を振る私の方が余程無様だ、そう思ったりもした。
はぁはぁと荒く呼吸を繰り返し、身体をぶるりと震わせる。
「あ、はぁ…、あッ……_____ッ!!」
そして幸せとは、永くは続かないモノで。
“あれ”から半年たった、暖かな春の日のこと。
時の残酷さ、己の罪を
思い知らされる。