短編とか

□一緒が良いの。【家三 ほのぼの甘】
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……それから、予想通り小一時間小言を言い、満足気に部屋を出ていく刑部を尻目に昼寝を開始した。
ちなみに、「全くもって手間のかかるやや子よ…」などとぼやきながらも丁寧に布団を敷いてから出ていった。
……もう、完全に保護者だ。


「……くぁ…」
布団に入ると、心地の良い睡魔が襲ってきて、自然と欠伸が出た。
…先程の小言の所為もあるかもしれないが。
「…ん…昼寝なんて、久々だ……」
そもそも眠ること自体ご無沙汰のような気もするが、そこは突っ込んだら負けだ。

何年振りかも解らない、至福のひととき。
とろり、と意識が蕩けていく…



筈だった。
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