黒子のバスケ-長編-
□ぼくが黒子になったわけ
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「なんだお前…捨てられたのか?」
さむくてさむくて、とってもさむくて。
おなかもすいて。
でも、おかあさんはみるくをくれない。
ないてもないても。こえがでなくなるまで、たくさんたくさんないた・・・
まってもまっても・・・おかあさんは、もどってこなかった。
「よし、生きてるな!おっまえ猫で良かったなぁ、犬だったら俺ぁ無視したぞ」
そうゆって、おおきなおおきなにんげんが、ぼくをだきあげてあったかいものにくるんでくれた。
それが、僕と火神君との出逢い。
まだちょっと寒さが残る3月の出来事・・・