黒子のバスケ-短編-

□ちょうどいいので言っておきますね!-赤司と黒子-
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今日は誠凛高校バスケ部と、秀徳高校バスケ部の練習試合の日。

会場は誠凛高校だ。誠凛キャプテン・日向が周りをチェックしていると・・・
「・・・あいつら、よほど暇なんだな。秋田と京都も来てんぞ(-""-)」
日向があまりにも嫌そうに言うので、不思議に思った伊月がどうした?と問う。

「あ〜、キセキの奴等が来てるっ」
「・・・コクコク」

「あの、キャプテン」

「おぉっ!?ビックリした!ど、どうした黒子?」
キセキに気を取られる余り、日向はつい可愛い後輩の声に驚いてしまった。

「すみません。すぐ戻るので赤司君の所に行ってきてもいいですか?」
「(赤司だけ?)ああ、いいぞ。だが試合はもうすぐ始まる、早く戻れよ」
ありがとうございます、と頭を下げると黒子はギャラリーの居る2階へ向かった。

「火神、付いて行け。キャプテン命令だ!」
「火神君行ってきて!監督命令よ!」
「なんで俺なんだよっ(怒)…デス…」
「「つべこべ言わずにとっとと行けえっっっ」」


「お久しぶりです赤司君、皆さん」
「やあテツヤ。」
「黒子っちーっ相変わらず可愛いっスね〜」
「黙れ駄犬っ」
「黒子っち酷いーっ(。´Д⊂)」
(…テツこえー)
(…黒ちん。どうしたんたろー)
(テツ君カッコいい(///ω///)♪)

「テツヤ?どうしたんだい。もうすぐ試合だろう」
「はい。でもどうしても赤司君にお話したいことがあって。赤司君とはあまり逢えませんし、この機会に話ておこうと思いまして」
「僕に?なんだろう」
「僕、思ったんですけど…“ズガタカ”はまだ良いとして“オヤコロ”←ボクに逆らう者は親でもコロス?でしたっけ?実際そんなことしたら大変な訳ですから、あれって“誇大広告”たと思うんですよね」

((((誇大広告?))))

「昔々のCMにあったんですよね。」
「…C…M…」
「はい!」と嬉しそうに返事すると、黒子は嬉々として話始めた。

―嘘・大袈裟・紛らわしい(広告に関して)苦情を受け止め改善を求める民間の団体がある―

「JAROってなんJAROって言う物だったんですが、赤司君の“ズガタカ”“オヤコロ”を改善してみたくて」
「テツヤ…お前、JAROに電話したいだけじゃろ、痛っ…」

(っ赤司が噛んだ?しかもJAROにJAROって!( ; ゜Д゜))
(赤ちーんっ??)
(赤司っちーっ!壊れたっスか赤司っち(゜Д゜;;))
(赤司くんが壊れた?w(゜o゜)w)

すると、そこへ監督とキャプテンに言われ仕方なく…マジ来たくて来たんじゃない!命令で仕方なく様子を見に火神が来た。


「あ、火神君。もう試合ですか?今行きますね」

嵐の種を蒔いて、黒子はスッキリしたように去っていった・・・残された青峰・黄瀬・紫原・桃井は思った。

良く言ってくれた!と。
あとには残された赤司が、ふるふるとハサミを揺らしながら

「火神、許さんっ」と呟いていた。

どうやら怒りの方向は、相棒の火神へ向かったようです。

-END-

悪気なく何でもさらさらと言えるのって、黒子君の特権だと思うんですよ。

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