黒子のバスケ-短編-

□おめでとう、緑間君!
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7月7日は緑間君の誕生日だ。何をプレゼントしたらいいか解らず、結局悩んだ末に僕は高尾くんに相談した。

緑間は黒子家に入りリビングへ続くドアを開け固まっていた。

「緑間君の誕生日祝いたいんです。7月7日、僕の家に来てください。親が居ないので夕飯は一緒に作りましょう!」と電話が来たのは一昨日。
もちろん断る理由もなく、行くのだよと返事をしたのだ。が、この状況が解らない…何故だ?何故そんな格好なのだよ黒子っ(゜△゜;)?????

「どうしたんですか、緑間君」
「黒子っ!お前のその格好の意味が解らないのだよっっっ」
黒子は裸にカフェエプロンをぐる〜り巻き付け首にリボンと頭にウサギの耳 ̄(=∵=) ̄をつけ緑間をお出迎えしていた。

「でも高尾くんが」
(高尾だとっ?!)


それは黒子が高尾にプレゼントの相談をした時の事だ。

「真ちゃんの誕生日プレゼント?あー…おっ、これでいーぢゃあんっ」
手にしたスマホ画面には“週間おは朝占い”が。
「7月7日の真ちゃんのラッキーアイテムは〜バニーちゃん ̄(=∵=) ̄」
「バニーちゃん?・・・」
「テッちゃんが頭にウサ耳付けて〜首にリボン付けて〜腰にはカフェエプロン付けて〜3時のおやつに冷たぁ〜いお汁粉出せば完璧おもてなしじゃね?」

―それにハダカエプロンは緑間真太郎の夢!ロマンだよテッちゃんっ!!―

「と、言ったものですから」
(高尾殺すっ!ハダカエプロンと言えばフリルひらひらで、後ろから尻が見えるかどうかがポイントなのだよっっっ)

プルプルと怒りで震える緑間に、黒子はサプライズが成功しましたと嬉しそうに笑い祝いの言葉を述べたのだった。

「緑間君、お誕生日おめでとうございます。冷たいお汁粉、どうぞお召し上がりください」
「ありがとうなのだよ…黒子」

そんな黒子を可愛いと思いながらも、来年からは欲しいものはきちんと伝えておかねば!と緑間は心に誓った。

「明日…高尾にも礼を言っておくのだよ。ああ、きっちりお返ししておくから安心するのだよ黒子」
「?緑間君」

自分の為に黒子が祝ってくれる気持ちが嬉しく、そっと触れるようなキスをした。
その後、黒子はカフェエプロンをくるくると解かれ美味しく頂かれたようです。

-END-
黄瀬くんの七夕話書いてる場合じゃなかったですよ! 大好きな緑間の誕生日だった(。´Д⊂) ごめんね緑間くん。お誕生日おめでとうございます!

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