黒子のバスケ-長編-
□黒子の黒子による世界・火神君の場合
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(俺ぁ練習しすぎてモーソーしてんのか?いくら黒子が好きでもこれは…そう!俺は!!黒子が好きだっ!!!黒子でヌケるくらい好きだっ!ぶっちゃけヤりたい。)
出迎えてくれた黒子は、明らかに俺より年上だ。
大人びた黒子は執事のような黒い衣装に身を包み、その姿も実に似合っている。
ちっさい黒子は白シャツに黒いパンツ、そして黒いカフェエプロンをしている。正直カワイイ( 〃▽〃)
「くすっ…今ここに居るのは僕とこの子の2人ですけど、他にも僕が居るんですよ?」
「他にもネコ黒子がいんのかっ!犬じゃねぇんだなっ!?」
(そこが大事なんですか、火神君…2号で犬に慣れたはずでは(-_-;)?)
「そうですよかがみくん!ぼくにゃんこさんですよ!」
ほらっ♪と耳と尻尾をピルピルと揺らし見上げる仔黒子を、火神は「マジ可愛い」と歓喜に震えている。
「他の“僕”も火神君を待っていますよ」
―ダカラカガミクン…イッショニイキマセンカ?―
「うわっ!?」
大人黒子が手を差し伸べてきた瞬間、世界が歪んで見えた。
遠退く意識の中で、このまま倒れたらチビ潰れねぇかな…と思った火神であった。