黒子のバスケ-長編-

□ギフト-なみぃ様へ-
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【ギフト-なみぃ様へ-後編】


そんな感じで賑やかなお昼を食べ終えた頃「くろこねこシークレット宅配サービス」がやってきて、すやすや眠る仔猫をチェックしている。片手に何か機械を持って、仔猫の額に当て“ピッ”と鳴らした。

「それでは確認致します。髪と瞳はベビーブルー、耳と尻尾はベビーブルーから白のグラデーション有り、生後1週間…健康状態も問題ありません。性格・品格も問題ありません。」
『ではまんま“黒子テツヤ”ですね』
「まんま黒子様で御座います」

「性格と品格って…僕はあんな機械で読み取れるものなんですかっι(`ロ´)ノ」
暴れる黒子を後ろから羽交い締めし宥める火神であったが、そんな火神も「あの仔猫…うぉっ!アイツもうちに欲しいっ!!!」とか思っちゃったりしていた。

『それではこちらが“なみぃ様”のサイトアドレスです。くれぐれも!く・れ・ぐ・れ・もっ!!失礼のないようにお届けしてくださいね!!!』
「承知致しました」
『あ、これミルクと替えのオムツです。もう少しでミルクの時間だしオムツ交換もついでにしてください』
「・・・」
『なんですか?(Φ▲Φ)』
「…いえ、お預かり致します」

一礼すると宅配サービスの男は、先程ピッと鳴らした掌サイズの機械にサイトアドレスを入力しボタンを押した。
すると…

『うーん。相変わらず真っ黒な空間ですね』
「なんですか…あれヾ(゜◇゜*)ノ?」
「うわ、なんか怖ぇえな(-"-;)」

そこにはぱっくりと開いた真っ黒なネット空間が。どうやらそこからアドレスを辿って“なみぃ様”の所へ行くらしい。

「それではご利用ありがとう御座いました。こちらは大切にお預かり致します」
そうして、小さな小さな仔猫は宅配サービスのお兄さんが連れて行ってしまった。
「ドナドナですね」
『いえ、売られていく訳じゃないんですからそれは違います』
「ドナドナって…なんだ(`Д´≡`Д´)??」
「『火神君は知らなくていいんですよ(*^^*)』」

そして、宅配サービスのお兄さんは途中ミルクを与えオムツを換えようやく“なみぃ様”のアドレス前に到着した。
小さな機械からケーブルを出し、アドレスに繋ぐと空間に現れたキーボードのenterを押した。


「くろこねこシークレット宅配サービスで御座います。“なみぃ様”にお届けもので御座います」


-END-
なみぃ様。遅くなりましたが黒仔猫お届け致します。受け取って下さい〜(/ω\*) 
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