明るい夢の世界

□秘密の恋心
1ページ/1ページ


これは実らぬ恋のお話
ある所に女の子がいました。このお話の主人公。
彼女はごく一般の子で特殊能力やら特殊設定は持ち合わせていません。
ただ気が強く芯の強い女の子です。
彼女の恋はいつも実りませんでした。どんな恋でも叶うことはありませんでした。
だから彼女は恋をしないように努力していました。周りは女友達で固め男の入る隙をなくしました。
けれど彼女が高校生になるとそれは出来なくなりまた異性と関わらなくてはならないようになりました。
彼女は部活に入りました。バスケットボール部のマネジャーになりました。そこで同い年の男の子に恋をしました。
彼はすごい選手なのに練習をサボり続けてました。同じクラスでしたが他愛ない会話をするだけ。挨拶をかわすだけ。彼を部活に誘うことはできませんでした。そんな日々でも彼女は幸せでした。
ある日部内で恋愛話が盛り上がりたまたま居合わせた彼につい彼女は
「青峰くん彼女は?桃井ちゃんとはどうなの?」と勢いで聞いてしまった。
答えは「まぁ…そうだな…w」
「なんだやっぱりかー(笑)」そう返した彼女の心は悲しみでいっぱいでした。
自分で聞いて自分で傷つくなんて…彼女はそう思いました。
けど彼のことを嫌いにはなれませんでした。
その後彼女は自分の気持ちを明かすことなく日々を過ごすのでした。
やっぱり彼女の恋は実らぬのです。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ