short story

□水曜日の情事
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我が息子の通う幼稚園は、厳粛なカトリック系

毎日、保護者が送り迎えをしている

毎日、お弁当を持たせることになっている

お母様方のお上品なお召し物、左ハンドルの3ナンバーの車、穏やかな会話

この園に入れて良かったと思う

私も毎日、送り迎えをしている、お弁当を持たせている

和やかに会話にも加わり、目立たず埋もれず、ありきたりの母親でいる

水曜日以外は…

水曜日は、週1回、お弁当がない日

お昼には、息子を迎えに行く日

そして、彼女と朝のひとときを過ごせる日

車で送迎している彼女が、子どもを園に送り入れ駅に向かって裏道を歩く私を拾う

県境近くのホテルへと向かう

車で各個室のパーキングに入れるので、室内に入るのを誰にも見られない

ドアを開けるや否や抱きすくめられ、口唇を塞がれる

彼女の舌が容赦なく私の舌を絡めとる

色んな角度から攻められ、呼吸が出来ない

気が遠くなるくらいKISSされ抱きしめられ…

そのままベッドに崩れ落ちる

『シャワー、したい…』

「ダメ!! 先に私が戴いてからよ」

シャツのボタンをはずされ、下着の上から胸を揉まれる

その頂は硬く紅くなっているのが伺える

『ああっ… そこは…』

「ん? なあに?」

『あっ…ああっ!!』

ブラの肩紐が外され、小振りな胸が顕わになる

硬く紅くなったその頂を、彼女は舌と口唇で弄ぶ

もう一方の胸は、彼女の細い長い指が頂を攻めあげる

気が付けば、シャツもブラも外され、スカートのジッパーも下がっている

下着の上から触れられるその蕾は大きく紅く熱くなる

私の中からは、熱い蜜が滴って来、下着がその役目を果たさない位に濡れている

「私を待っているの?」

優しく目を細めながら私を見て微笑む

イヤイヤしても綺麗に微笑んだまま、下着を取られる

彼女の容赦ない攻めは始まったばかり…

私の中も外も、彼女への愛しい気持ちも、総て委ねる

堕ちていく

白い光の中へ

何度となく高みへ上り詰めさせられて…

end

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