long story
□蒼の時間
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ゼミの学生が研究室に集まって来た
ここは大学の農学部、バイオテクノロジーの研究室
男社会と言っても過言ではない
その中で講師をしている私。。。
中身はオッサン、しゃーないやろ、男ばっかりやもん
見た目もボーイッシュ
。。。一応、化粧して、レディースの服を着ているが、パンツを愛用している為か、大学生の兄さんに見えることもあるらしい
ゼミの学生、男8割、女2割
院も然り
今年も黒い塊の中に女の子がいるが、どうも私の心を揺り動かす奴はいない
理系女子、レベルアップしているはずのに、どうして私の周りにはいないのか?
元同級生の同じく講師の姫
中肉中背で、出るところは出、締まるところは締まっている
見た目も儚げ。。。やけど、中身はオッサンやし、オンナを見る目は同じ
「貴女の好みの娘、今年はいないわね」
『フフフ、姫がいるから十分やで』
「あら、私にカノいるの、知ってるじゃん!」
『まっそやけど、ええオンナやなって見てるくらいええやんな!?』
「あら、あの子、美少年な女の子よ
どこのゼミの子かしら?」
『うちらの子やで
他の大学から来た院生
顔合わせの時は女の子っぽい髪に服装やったけどなぁ』
「え? いたっけ?」
『女の子のチェックだけは完璧やで(^_-)-☆』
。。。雰囲気変えたあの子、ちょっと気になるわ
つい視線が行ってまうねん
どんな子やろ?