短編

□花のみぞ知る
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雲一つない晴れ渡る空。


名「今日もいい天気だなぁ」


なーんて思いながら、ジョウロ片手に向かうは花壇。


放課後毎日やってきては水をあげたり世話をしたりするのが私の日課だったりする。



名「もう少しで咲きそう。頑張って綺麗な花を咲かせてね」


そんな言葉とともに水をあげる。



虫がついていないか確認したり。



具合の悪そうな花は別の場所に移して保管したり……。



そんなことをしているうちに、彼はいつもやってくるんだ。




真「名前」

名「あ、花宮くん」



私の大好きな、大切な人が。

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