うたぷり 夢小説2
□困難
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困った。
途轍もなく眠い。
で、でもまだ宿題が…っ。
そう、私、まだ中学生なんです!
つまり義務教育なワケで。
学校にはほとんど通えてないんだけど。
でも在学中。
そして明日はLIVEの初リハだったりする。
だから明日までに曲を完成させないと…!!
なのに眠気は襲って来て、襲い続けてきて。
睡魔が実体化したらすぐにケーサツに突き出してやるのに…。
お兄ちゃんは今日は深夜のトーク番組に出演するらしくて家に居ない。
藍も仕事があるみたい。
今日私は珍しく23時に仕事が終わり、なんとか日付が変わる前に帰宅出来た。
なのに何で仕事は家に溜まるのでしょう…。
わずか15なのに残業に追われる日々。
悲しいな…。
なんてね。少しは思う。
でも、それより仕事が楽しくて仕方が無い。
歌う事も、踊る事も、曲を作るのも大好きだから、まさにアイドルは天職なんだ。
アイドルは媚を売ってるっていう人も沢山居るけど、私はそうは思わない。
アイドルは、幸せになるお手伝いをする仕事なんだ。
だからアイドルはいつだって幸せ。
だから自然と笑顔は出るし、手を振ったりも勿論する。
それでこそ、アイドルだ。
私はそう思ってるから。
とか言うと藍は考え過ぎだって笑うけど。
賛同してくれてるって事は、解る。
だから私は、この考えが私の中での正解なんだって信じてる。