03/24の日記
11:36
フェイト逆トリ
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夢巡りしててトリップはあっても見かけないなぁと。そもそも、サーヴァントは召喚されて実体化するから無いんだろうけど。むしゃくしゃして書いた。後悔はしている。詰め込み過ぎた
エクストラ基軸となってます。緑茶、紅茶、金ピカ、ランサー
まず初めに目を奪われたのは強い光と、新緑を思い浮かべる色をした緑衣のマント
「――――ッ」
そして、こちらに伸びてくる大きな手に怖じ気づいていたら急に口を塞がれ
「……悪ぃな、アンタにも何も恨みとかはねぇんだけどよ。…………アンタは誰だ?此処は……俺、は……脱落したんじゃないのか?」
脱落?何も知らない、怖い。なんで私がこんな目に合わなきゃいけないの?
そんな恨み辛みをぶつけてやりたくても、口を塞がれている上に――私を睨みつけている酷薄で冷たい瞳とは違う悲痛な声に何も言えなくなる。……何かを我慢するように、涙を流すまいとしているその声に
「…………ぃ」
「……?」
「……辛い、の?あ、なた……」
手を伸ばして、頬に触れる。それに驚いたのか、ゆるんだ手のおかげでやっと呼吸が出来た。息苦しかったけど、まだ怖いけど、この人の事がそれ以上に気になってしまう
私の言葉に、目を見開かせ息を呑む彼。ああ、やっぱり似てる。その緑の瞳
「……ぁーちゃ、あ」
「っ!!」
「薫!!大丈夫!?今スゴい音が聞こえ……ッ、薫!」
「よせ!君は来るな!…………貴様も、来ていたのだな。アーチャー」
酸欠で朧げな意識の中、目に映ったのは
泣きそうな顔で見下ろす彼と……
「(あ……今朝、遥の家の前にいた、人だ……)」
優しそうな印象だった彼が、厳しい顔をして上にいる彼を睨んでいる。その彼が漏らした言葉も気になったけど、それを最後に私は気を失った
「…………ん、んん」
二度目の息苦しさに、身をよじる。一体、なんだと思い目を開けると
「フン、やっと目を覚ましたか雑種。この我に見張らせるなど、あの雑種もつけあがったものだ」
「…………え」
至近距離から覗き込まれる形で、見つめてくる紅い瞳に息を呑む。……眉をしかめて不満をこぼす彼は、どっからどう見ても
「おい、英雄王さんよぉ。嬢ちゃんは目を……って何やってんだテメェ!!?」
「あ、ランサー……。って、英雄王?」
「……狗めのせいで興が削がれたな。おい、彼奴等はどうした」
「誰が狗だコラ。……向こうで赤い方が緑の奴に説明してる。つーか、なんでアーチャーのクラスが集合してんだよ。呼びにくくてたまんねぇ」
呆然としてる間にベットから退く金髪に、青髪の彼が頭を掻きつつリビングを指差す。ここ、は……
「……薫に何かしてたら私許さないかんね!いくら緑茶でも!」
「遥っ!?」
「ぅおっ!おい、嬢ちゃん!そんなに急に動いたら……!」
今にも泣きそうな親友の声に、意識を覚醒させて廊下を駆ける
「は、る……かっ!」
「あ、薫。目覚めた?……薫!」
リビングに飛び込めば顔を明るくさせた親友と、ふてくされたように顔を背けてるさっきの彼の前にグレーに近い白い髪の彼が腕を組んで立っていて。一瞬、何が起こってるのかが飲み込めず、しかも無理に身体を動かしたせいか目眩に襲われ、足がふらついた
「……っ、だから言ったろーが。大丈夫か?」
呆れ混じりの声が頭上から聞こえ、背後から抱きすくめるようにして支える腕にビックリする
「ナイス、アニキ!」
「はは、まだ言ってんのかそれ。で、そっちは説明終わったのか?」
「一通りはな。しかし、何も全員が集まる事も無かったのではないのか?特に……」
「なんだ?我に用か、贋作者」
急に抱きかかえられ、驚いている暇無くソファに腰を降ろされる。え、あ……心配してくれたって事?
何やら険悪な雰囲気になってるけど、とりあえずお礼を言えば人懐こい笑顔でくしゃりと髪を撫でられた。やけに慣れた風にも見えるその様にぼんやり見上げてると
「大丈夫?薫。……ケガとか、してないよね?」
目尻に涙をにじませた遥が、近くに寄ってくる。そんな事よりも
「私、は平気。それより……どういう事?」
さっきから、見つめてくる“彼”も気になる事の一つではあるけど、それよりもなんでFateのキャラが家に集結して、しかも遥と仲良さ気なのかが知りたい
時間差トリップってやつです。夢主の友人の家には緑茶以外の全員が夢主のいない間にトリップしてきて、少しの間生活をしていた系
……続きないと理解追いつかないよな、これー……と思いつつ、片手間に完成させて一章だけは完成したい
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