K
□温もり
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それは突然だった。
「ちょ、まっ、キングっ…ん!!!」
BARに顔を出して、たまたま寝ていたキングにちょっかいを出したのが始まりだった。
そのままいつも通りに起きないキングをほっておいてカウンターに行くはずな俺の手をがっしり掴んだ手があった。
「ぇ、キング起きて…」
さーっと血の引く音がした。
無言のまま手を引かれ、BARの二階に連れ込まれてベッドに放り投げられ、噛みつくようなキスをされた、現状。
「っん、ふぁ//」
息を付く間もほとんど無くて、次第に苦しくなる。
それを知ってか、唇を離してくれた。
「…はぁっ…も、急に何っ!!///」
赤くなった頬を撫でられ肩を震わせるが、キッと睨む。
「てめぇが、可愛いことしてくれるから今から食う」
その目は完全に捕食者と化していた。
首筋に噛み付かれ、手はどんどん服を脱がしていく。
覆い被さったこの体を自分1人の力じゃどうにも出来ないのは分かっていたし、元より抵抗する気力もなく、快楽に身を任せることにした。
「っぁ、ん、やっ…///」
「嫌じゃねぇだろ」
胸を飾りを口に含まれ、舌で転がされる。
そのたびに、ピチャピチャといやらしい音が木霊して、耳を塞ぎたくなる。