Neta

□99回目の奇跡と100回目の真実
1ページ/1ページ

夢主はある時から記憶を保持しながら転生を繰り返していて、そして、毎回同じ(魂を持った)人に恋をします。

でも、その恋は一度たりともかなうことなく、夢主さんは98回目の生涯を閉じたのだった。

で、99回目の人生。奇跡が起きます。

ルージュとして産まれた夢主。成り代わりですが、本人に原作知識も何もないので、成り代わってる自覚は皆無。

そんなこんなで、原作通りロジャーと出会い結ばれます。

それだけじゃないぜ?←
なんたって、ロジャーの魂はずっと恋していた魂!!

“奇跡”が起きたと、夢主は喜びにむせび泣きます。

けれど、皆さんご存知。その二人の幸せは長くは続きません。

そして、原作通り子供を授かる夢主。でも、肝心のロジャーが処刑されたことを知ります。

さんざん他の人と幸せに暮らし、生涯を全うしたロジャーの前世を見てきた夢主。

「私以外の誰かと一緒で会ったのならば……」

と自分を責めます。

「でも、やっぱり私はあの人を愛している」

そうして、原作通りエースを産み落とし、命を落とします。

「だから、お願い。次にまた生まれ変わる時は----」


100回目の人生で、夢主の隣にあの人はいませんでした。

それでも、夢主はとても幸せそうに自身の息子を抱きしめた。

「産まれてきてくれて、ありがとう」




end.

え?なにこれって?いや、最後どうなったかは皆さんのご想像に丸投げしようという←

だってね、本当はネタじゃなくって短編で一気に書きたかったんですorz

でも、ロジャーの性格が掴めなくて断念orz


↓以下その残骸↓





私は98回生まれ変わって、98回とも同じ人に恋をした。

姿形が違っていても、男だろうと女であろうと、私は必ず見つけ出すことができたし、好きになった。

けれど、何度恋に落ちても、それが報われることは一度だってなかった。いつだって、その人の隣には私じゃない、誰かがいた。

----そう。ある時から前世の記憶を持ちながら、私は転生し続けている。

そういう呪いを、かけられた。


そして、今、98回目の生涯の幕が下り、99回目の人生が始まった。




私は、ただの町娘だった。父と母に愛されて十代を過ごし、二十歳の秋にそんな両親を亡くした。

そんな中、私はやはりあの人と出会ってしまった。

99回目に出会ったその人は、海賊の船長だった。その名はゴール・D・ロジャー。

そして、やはり----

私は99回目の恋に落ちた。

「ルージュか。いい名前だ…」

----奇跡だった。

あの人が呼ぶ先。あの人の隣。

そのどれもに私がいた。

----それは、99回目の奇跡だった。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ